(計画 the his plan) 2003/3/19
ある方は、中東地域について、未来の設計図を書いた。
その計画では、中東地域を民主化するという計画だったが、
現実には、いきなり民主化をしても、うまく行かなかった。
そこで、計画の修正を考えた。
民主化のスピードは、すこし緩めて、
まず、中東地域において、資本主義をうまく発展させて、
徐々に民主化を図るというものだった。
資本主義が発達するにつれて、独裁政権はやがて消滅していくことになるからである。
また、イスラム教国では、祭政一致と政教分離の問題が、どうしても、でてしまうので、
民主化の前に、宗教改革を進めて、イスラム教の近代化を図り、
21世紀の経済や科学技術の発展の中でも、うまくイスラム教が発達するように考えた。
何も特別なことではありません。
世界史の教科書をみれば、
キリスト教国でも、宗教改革が起こり、時代に適合しなくなった部分に対し、修正を加えて、
キリスト教に新しい命を吹き込み、キリスト教の再構築をしたのです。
ドイツではルターが立ち上がり、続いてスイスではツウィングリが立ち上がりました。
ついでカルバンが「この世こそ神に奉仕し、神の栄光を表現する舞台であり、
自分を神の道具として積極的に生きるべきである。」と説いて、
職業に励むことを重視して、今までのキリスト教の解釈では、
神の国には入れないとされた富者でも、神の国に入れると説き、
その結果、近代産業とキリスト教の、2つの大きな大きな歯車が、やっとかみ合うことになり、
その後のキリスト教国の発展の原動力となったのです。